「浦安と船橋はよく取り上げられるのに、なぜ市川はすっ飛ばされるの?」問題

 全国ネットのテレビ番組を見ながら、いつも思うのです。
 「浦安市と船橋市はよく取り上げられるのに、どうして市川市はすっ飛ばされてしまうのかな?」


グーグルマップより


 今年の6月、福田海苔店にお邪魔したとき、私はつい「船橋の海苔漁をテレビ番組で見たんです! 『潜水艦』って船を使っていましたよ」「三番瀬って、船橋の海浜公園のことですよね?」とお話ししたところ、福田さんは苦笑い。
 三番瀬の範囲と市川の海苔漁について、詳しく教えてくれました(その節は、突然の訪問だったのにご対応いただき、ありがとうございます)

市川産! 豊かな東京湾の恵みを蓄えた海苔の直売は6月30日まで ~福田海苔店
https://life-livelihood.blogspot.com/2019/06/630.html

 そして昨日も、おいしい海鮮料理が食べられる漁師町として、ゴールデンタイムの番組で浦安が長々と紹介されていました。

 アサリ、ホンビノス、海苔、梨、トマト。
 特産品がなんとなくかぶっている市川・浦安・船橋の3市

 しかし、全国ネットのテレビでは市川市だけが埋没しているような印象が……

 それには、私たちにも問題があると思います。江戸川でかつては川遊びができていたなんて想像しなかったし、行徳港から見た東京湾もビックリするほど透明感がありました。
 つまり、市川市に長年住んでいる割に、市川市に興味がないから、川も海も特産品も、きちんと見ていなかったわけです。


 地元の市川市民が全然見ていないものを、全国ネットのテレビ番組が取り上げるなんて、あり得ないですよね。
 まず、住んでいる私たちが知ることから始まるのです。

 とはいえ、「もっと、もっと、市川をぉぉ!!と鼻息を荒くするのは、市川っぽくない気がしています。なんとなく。

 表面的なわかりやすさや強い主張よりも、長い歴史を持つがゆえの複雑さや「風合い」のようなものが、土地柄に合っている気もしています。

 そんなことを、行徳の海の写真を眺めながら思っていたわけでした。
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