ヤバい勧誘に遭ってだまされるのは、私たちの責任ではない。しかし、だまされたとわかった直後の対応は、私たちの責任

  『クラナリ』では、ヤバい勧誘についてシリーズで紹介してきました。

ヤバい勧誘シリーズ

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 上記の記事で述べたように、ヤバい勧誘はどんどん巧妙になってきています。しかも、勧誘テクニックのベースにあるのは、冷戦時代に行われた心理操作の研究。私たち素人には、なかなか太刀打ちはできないものです。

 ですから、ヤバい勧誘に遭ってだまされたとしても、私たちの責任ではありません。だましてきた相手が100%悪いのです。

 多くの場合、だまされた後で「あれ? おかしい」という違和感が生じるはずです。自分も経験者なのですが、「なんだか言いくるめられたのではないか……」というモヤモヤが生じるでしょう。とても嫌な気分になるものです。
 ここからが勝負で、私たちの責任となります。泣き寝入りするか、契約の取り消しなどを求めて迅速に行動するかといった選択肢があるからです。

 とにかく、一人で抱え込まないようにしましょう。心の中で自分を責めても相手を責めても、状況は変わりません。

 まずは、速やかに、信頼できる人に相談すること。できれば複数が望ましいです。
 ただ、「だまされるほうが悪い」などと言いそうな人には、決して相談しないでください。相談しても傷つくばかりか、何の解決にもならないからです。また、SNSで相談するのも、勧めません。理由は、単純に信頼できないからです。

 学生であれば、学生窓口に相談しましょう。

 次に、各地域の相談窓口や消費生活センターにも相談すること。消費者ホットライン188に電話すると、最寄りの相談窓口につながります。


 
 国民生活センターでは、さまざまな事例が紹介されています。勧誘トラブルや詐欺などのトレンドが把握できるので、こまめにチェックするのもお勧めです。

〇国民生活センター
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