千葉県のイノシシは「国内外来種」!?
クラナリ編集人の田舎では、イノシシがよく出没していました。目撃情報があると、町内放送が流れました。
「ピンポンパンポーン、こちらは○○町役場です。イノシシが△△で目撃されましたので気をつけてください」
子どもの頃はイノシシは日常で、千葉県市川市に住むようになってからは非日常でした。
ところが、千葉県内ではイノシシが増えているらしく、ここ数日はSNSでイノシシ警報が出されています。
イノシシは、哺乳動物網、偶蹄目、イノシシ科、イノシシ属に分類されています。日本にはニホンイノシシとリュウキュウイノシシが生息していて、千葉県で目撃されているのは二ホンイノシシです。
なんと、千葉県では1970年代にいったんイノシシが絶滅したものと考えられていたそうです。根拠はわかりませんが、目撃されなかったからというところでしょうか。
ところが、1980年代半ばから、南部と北部の一部でイノシシの生息が確認されたとのこと。そのため、千葉県のイノシシは人為的に放されたものと考えられ、「国内外来種」と位置づけられているそうです。
千葉県外からイノシシを連れてきて、県内のどこかに放ったということでしょうか。
ただ、イノシシについては、テレビ番組で海を泳いでいる姿が放映されました。10キロくらい、泳げるという情報も。
ですから、個人的には人為的に放たれたというよりも、勝手にやって来たと考えるほうが自然な気もします。
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| イノシシ注意喚起チラシより |
2025年の千葉県内イノシシ目撃情報は、11月3日の千葉県松戸市古ケ崎地先、つまり江戸川左岸からスタートします。
そして、4~5日に、東京都江戸川区の葛西地区でイノシシを見たということで区からは第5報まで出ました。
その後、5~10日に、千葉県浦安市でイノシシ目撃情報が出ています。
イノシシの生息地は、草むらや雑木林で、川のそばなどの湿地を好むとのこと。そう考えると、市川市の江戸川河川敷を好みそうです。藪の中に隠れている可能性もあるので、今は河川敷の藪の近くはさけたほうがよいかもしれません。
■ネットにアップされたイノシシ情報
令和7年11月3日(月曜)午後7時40分頃、松戸市古ケ崎地先においてイノシシの目撃情報がありました。イノシシを目撃した際は、慌てず、刺激せずに、すぐにその場を離れてください。また、見かけた際は、近づいたり触れたりすることなく、110番通報または松戸警察署(047-369-0110)にお知らせください。
昨日(4日)の午前6時以降、葛西地域でイノシシの目撃情報が警察に複数回寄せられていることを受け、江戸川区では、以下の対応を行っています。なお、これまでにイノシシの影響によるけが人の発生は確認されていません。
2025年11月5日 区内でのイノシシの目撃情報を受けた区の対応
本日(5日)、午後4時ころ清新町1丁目付近でイノシシの目撃情報が葛西警察署に寄せられています。周辺にお住いの方は十分にご注意ください。イノシシを発見しても近づかないでください。
11月5日の午前2時以降、浦安市内でイノシシの目撃情報が浦安市役所または浦安警察署に複数回寄せられており、市では以下の対応を行っています。もしイノシシを目撃した場合は、危険ですので、刺激しないよう静かにその場を離れるとともに、浦安市役所(047-351-1111)または浦安警察署(110番通報)にご連絡ください。なお、これまでにイノシシの影響によるけが人の発生は確認されていません。目撃情報11月5日午前2時ごろ、北栄地区11月5日午後6時ごろ、日の出地区11月6日午前5時30分ごろ、千鳥地区11月6日午前6時30分ごろ、堀江地区11月7日午前7時30分ごろ、高洲地区11月7日午後9時30分ごろ、明海地区11月8日午後4時40分ごろ、美浜地区11月10日午前7時ごろ、明海地区11月10日午後7時30分ごろ、美浜地区
浦安市内におけるイノシシの目撃情報について
■参考資料
千葉県立中央博物館 イノシシ

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