市川市立図書館の謎が1つ解けたのだ

 市川市立図書館には6つの謎がありました。

○市川市立図書館の謎

 その中の1つ「誰が、どこで、新刊のカバーにフィルムを貼っているのでしょうか」が、昨日、解明されました(教えてくださった市川市中央図書館の職員の方、ありがとうございます!)。

 市川市立図書館の場合、株式会社図書館流通センター(TRC)から納品された本については、TRCでラベルとフィルムが貼られているそうです。

 では、私たち市民が寄贈した本はというと、図書館のバックヤードで、手作業でスタッフの方がフィルムを貼っているとのこと。

 書籍の場合、表紙の上にカバーと帯がかかっていることがほとんどです。フィルムを貼る際、帯はどうしているのでしょうか。




「以前は帯をつけたままフィルムを貼っていたのですが、どうしてもデコボコするもので……」

 編集サイドは帯にかなり宣伝文句を入れがちで、重版がかかると「たちまち重版!」などとデザインを変更することが多々あります。書店での販売では帯はかなり重要ですが、長期保管という図書館の観点では「いらないかな」などと思ってしまいました。

 書籍のカバーや雑誌の表紙については、紙に加工を施して質感を変化させることもありますが、フィルムを貼ると一様にのっぺりしてしまいます。ですから、カバーや表紙のデザインが凝っている本は、ぜひともご購入して、お手元でうっとりと眺めていただければうれしいです。

 ちなみに、薄い表紙だとフィルムが貼りにくいとのこと。小冊子『クラナリ』については、ページ数が少ない上に、表紙もペラペラだったので、熟練の技でフィルムが貼られたのだと推測しました。
 フィルムを貼ってもらえたおかげで、小冊子『クラナリ』についてはなんだか立派になった印象です。
とても薄い『クラナリ』

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