真夏の自転車移動の前にはウォーターローディング ~ 市川駅から行徳駅まで電車で移動するのに、どうして船橋市を経由しなければならないのか問題
「何をいまさら……」とあきれられるでしょうが、電車で市川駅から行徳駅まで移動する際に、西船橋駅を経由しなければなりません。市川市内の移動なのに一度他市に出なければいけないという事実に、苦々しい思いを抱いてきました。
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Yahoo!路線より |
バスについては、市川駅発羽田空港行が1時間に1本以下の割合で便があるのですが、市川駅南口から行徳駅まで約30分かかります。そして、昼間の時間帯には便がありません。
そのようなわけで、雨が降る日はレインスーツを着用して、暑い日には熱中症対策を行って、自転車で市内を移動してきました。
真夏の熱中症対策にお勧めしたいのがウォーターローディングです。
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GAHAGより |
熱中症とは、気温が高い環境にいたり、激しい運動や労働をしたりして、体温が高くなって起こるめまいやふらつき、吐き気、けいれんなどの症状です。
体温が高くなると、体は汗をかくことで体温を下げようとします。しかし体内の水分が不足して脱水症になると、発汗にブレーキがかかります。そのために体温が下げられなくなって、熱中症になるわけです。
スポーツ選手は試合中に激しい動きをするため、熱中症に陥りやすいものです。すると集中力や持久力が落ちて、試合の成績が伸びません。
これを防ぐために、試合前の一定期間、毎日1~1.5リットルの水を飲んで、体内をしっかりと潤しておきます。すると、試合中に汗をかいて水分を失っても、運動能力の低下を防げるのです。
ただし、1回に1リットル飲むわけではありません。個人差はありますが、内臓に負担をかけないように、ちびちびと飲みましょう。
なお、スポーツドリンクなどでウォーターローディングを行うと、「ペットボトル症候群」が発生しやすくなります。
ペットボトル症候群とは、正式には『清涼飲料水ケトーシス』と呼ばれており、ジュースやスポーツドリンクなどの甘い飲み物を大量に飲み続けることで急激に血糖値が上昇し、重篤な高血糖状態になる病気のことです。
なお、スポーツドリンクには500mLあたり20-30gの糖分が含まれており、これはコーラの半分くらいです。
ちなみに、市川駅周辺から行徳駅周辺までの自転車での移動時間は、20分程度(目的地は行徳駅よりやや離れている)。しかも道は平坦です。ですから、比較的安全に移動ができます。
自転車での移動時間がそれ以上の場合や、坂道の場合には、10~20分に1回のペースで、涼しい場所で休憩を取ることが、熱中症予防として勧められています。
ちなみに、自転車のレースでは、漕ぎながら頭から水をかぶる「水かぶり」を行う人も多いようです。レースでもないのに水をかぶるのは抵抗があるでしょうが、めまいやふらつきなど熱中症の症状を自覚したら、すぐに涼しい場所へ移動して、ジャバっと水をかぶって休憩を取るという手段もありそうです。このときに飲むのは、塩分と糖質を含む経口補水液やスポーツドリンクです。
とにかく、真夏の自転車移動は、こまめな水分補給と休憩が大切です。無理は禁物。
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■参考資料
暑熱環境下での自転車走行中における水かぶりが生理的・心理的指標に及ぼす効果;大学生自転車競技選手を対象として
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