【ローカルフェスに出店する(あと3日)】10/19 ローカルメディアワークショップの資料 【第1部】ローカルメディアのコンテンツ作り

 「ローカルメディアのコンテンツ作り」では、京成電鉄市川真間駅の南口付近にある「鏡石」の看板を題材にします。
 看板や掲示板も、メディアの一種。
 鏡石の看板は、ローカルメディアのあり方を考えるうえで非常に役立つのです(いろいろな意味で)。


看板の下の「鏡石」
■看板の文章
鏡石の由来

この石は、もと弘法寺(ぐほうじ)から国分寺に向かう道筋の、平川(ひらかわ)にかかる橋の袂(たもと)にあったものです。天保七年(一八三六)に出版された江戸名所図会(えどめいしょずえ)には「鏡石」として石橋の際(きわ)の水中にあり。この石根地中(せきこんちちゅう)に入る事その際(かぎり)をしらず。故に一に要石(かなめいし)とも号(なず)くといへりと証明しています。この石が要石だとしたら動かすことはできないはずです。ところが江戸名所図会にある鏡石の付近に、夫婦石(めおといし)が祀(まつ)られていたという言い伝えがありました。夫婦石というのは、男女の性器に似た石を並べ、その年の豊穣(ほうじょう)を祈願(きがん)したものでわが国では古くから行われていた風習なのです。もし、この石が夫婦石の片割れであったとしたら、女性を象徴(しょうちょう)したものになります。石の凹んだ面に水を溜(ため)めれば、水鏡となって顔を映すことができます。「鏡石」の名はここから起ったもので、夫婦石は動かしてわならぬところから、「要石」とも呼ばれたものと思われます。
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 ローカルメディアについて考えるポイントは、以下の3点です。
○どのように地域性に紐づけられているのか
○主役は誰・なになのか
○どのような写真やイラストと文章を使うのか

 ローカルメディアはコミュニケーションの手段です。つまりは、自分や自分の友達にだけ伝わればいいというものではなく、多くの人に理解されやすい形に洗練させていく必要があるということ。
 もちろん、世の中には他人の考えを理解できない人もいるので、そうした人は除きます。「共感はしないけど理解はできる」という人も含めた理解者が、情報の受け手の8割以上はいるような状態を目指したいものです。

 さて、鏡石の看板をどう思いますか?

 なお、この看板の文章の勝手な解釈は、以下にあります。

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