【市川ZIN編集委員会】家庭用プリンタでクラナリが制作したZINE5冊(電子書籍化)
ZINEとは小冊子のこと。自分で製本してもいいし、印刷所に依頼してもZINEの範疇に納まります。ニューヨーク大学(NYU)のスティーブン・ダンカム教授は、「専門的ではなく、商業的ではなく、個人あるいは小さいグループによって作られた小冊子」と、ZINEについて説明しています。
ZINEの起源は、1930年代のアメリカで、SF(サイエンス・フィクション)のファンが作った小冊子のファンジン(fanzine)とされています。その後、1990年代の初めに、フェミニズム運動の中で、ZINEが制作されるようになりました。
日本だと、1950年代にはサークル誌、1960年代後半から1970年代にかけてはミニコミ誌と呼ばれる小冊子が登場します。ミニコミとは、「マスコミ」の対になる言葉で、特定少数を対象とする情報の伝達方式です。
クラナリは、2017(平成29)年にZINEを作り始めました。その頃にはすでに、ZINEという言葉は広まっていました。まあ、流行に乗ったわけです。
また、少部数ということで、小冊子はリトルプレスとも呼ばれていました。リトルプレスについては、和製英語です。
家庭用プリンタで中綴じのZINEを作る場合、総ページ数は4の倍数です。また、中綴じでは16ページが限界ではないかと。
○【印刷物ミス&クレームあるある】頁数の多い中綴じ冊子のトラブルケース
また、家庭用プリンタで使う一般的な用紙だと、裏抜けをします。印刷面の裏面に、文字やイラストなどが透けてしまうのです。そのため、写真やべったりと塗ったイラストは避けたほうが無難です。
クラナリが作ったZINEの本体(紙)は処分しましたが、電子書籍化したので、以下に紹介しておきます。
家庭用プリンタで制作する場合、ページ数の関係で、テーマは1つに絞ったほうがよいでしょう。
Webとは違って紙には制約と限界がありますが、その中で工夫する楽しみが味わえるはずです。
家庭用のプリンタで出力しステープラーで中綴じ
○知恵の木 『疲労回復簡単セルフケア』 16p 2017(平成29)年発行
○知恵の木 『夏こそ冷え取り』 16p 2017(平成29)年発行
○知恵の木 『プロライターが教える小論文』 16p 2017(平成29)年発行
○知恵の木 『プロライターが教える読書感想文』 16p 2017(平成29)年発行
印刷も製本も外注
■主な参考資料
ZINE という選択肢 ─個人と個人をつなぐ小さなメディア
https://ritsumei.repo.nii.ac.jp/record/16878/files/03_lcs_33_3_nonaka.pdf
サークル誌からミニコミ誌へ:戦後文化運動研究の新展開
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K00339/
ミニコミ
https://kyodonewsprwire.jp/corp/glossary/6814/
日本におけるジン・カルチャーの起源と変容―女性のメディア創出から考えるジンの重要性―
https://global-studies.doshisha.ac.jp/gs/attach/page/GLOBAL_STUDIES-PAGE-EN-147/163606/file/013.pdf

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