市川大百科事典 き 木下街道 きおろしかいどう

木下街道 きおろしかいどう

 市川市と船橋市、鎌ケ谷市、白井市、 印西市を結ぶ、千葉県道59号市川印西線の通称。

 江戸時代には「木下道」と呼ばれ、市川市の行徳や八幡と、印西市の木下結ぶ重要な街道だった。この街道は、木下から鹿島・銚子へと続いているため、「鹿島道」「銚子道」とも呼ばれていた。

木下道(今昔マップより一部改変)


 銚子で水揚げされた鮮魚を江戸へ輸送するルートだったため、「鮮魚街道」(なまかいどう、なまみち「生街道」「鮮魚道」)と言われていた。しかし、後に松戸を経由するルートが使われるようになり、鮮魚街道という呼び名も、松戸ルートを指すようになっていった。

 明治に東葛人車鉄道が木下街道に敷設されたが、1910年(明治43年)の開通から8年で営業を終了した。

参考資料

関連項目


    森 真希 2022/07/24



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