「ニュー妙見島」リゾート化計画 ~砂浜とさざ波と

  『クラナリ』での「ニュー妙見島」観察は継続しています。

□鳥たちの楽園「ニュー妙見島」できるんじゃないか問題
https://life-livelihood.blogspot.com/2020/10/blog-post_19.html


 7月10日、東京湾では「若潮」、つまり、満ち干の差が二番目に少ない日でした。

 そんな日に現れたニュー妙見島。なんと、周囲にはさざ波が立ち、白い砂浜のように見えなくもありません。


 ニュー妙見島のバックには、目を細めるとクルーザーに見えなくもない小型船舶。

 そうです。江戸川リゾートが復活しつつあるのです。


 かつて江戸川はスイミングスポットで、東京のリゾート地でした。東京から、大勢の親子連れが川遊びにやって来たのだそうです。

 しかし、工場排水で江戸川の漁業は大打撃を受けました(江戸川漁業被害)。
 さらに、高度成長期に人口が急増したことで、大量の生活排水が流れ込み、江戸川の水質は悪化。
 水遊びなんて、とんでもないという状況になっていたのですね。

 その後、下水道の整備が進むとともに、江戸川の水質も向上していきました。


 今の江戸川は、コンクリートで護岸されて、川辺には「この先、危険」という看板がいくつも立てられています。そんなこともあって、「川から離れろ」「川は汚くて危険だ」という印象を抱く人も多いかもしれません。


 しかし、ニュー妙見島のさざ波を見ていたら、もう少し、江戸川と私たちの距離を縮めてもよさそうに思えるのですが、いかがでしょうか。


 ニュー妙見島の下流では、パラソルが立っている日もあります。釣り人かもしれませんが、遠目には、ちょっと優雅に見えなくもありません。


○参考資料
『写真で見る わがまち市川』(郷土出版社)

『写真で見る わがまち市川』より
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