水辺に市が立つエドロックの、新しくて懐かしい風景
水辺は、古から人と人を結びつける場所だったようです。
舟を使って海の民は川をさかのぼり、山の民は川を下って、海の幸・山の幸を持ち寄り、水辺で交換したのだそうです。異なる環境にいる人が集まって市を開くために、水辺は絶好の場だったのです。
11月3日に開催されるEDOROCK MUSIC&ART FESTIVAL(エドロック)では、ハンドメイドや食品など、50店以上のお店が並ぶ予定とのこと。
江戸川の川原で市が立つ。新しくて懐かしい光景が、見られるというわけですね。
「川の神様がいる」と私たちの先祖が考え、「水神」として祭ってきたのは、交易や生活用水などのために川が大事な存在だったからでしょう。
スピードと成長、効率を追い求めてきた資本主義が、日本では人口が増えず、景気も回復せず、行き詰まってきています。ですから、近い未来、市という商いの方法が改めて必要とされて、私たちの拠り所になるはずです。
11月3日は、水辺に市が立ち、多くの人が集まることで、どこか懐かしい未来を体感できるかもしれません。
エドロック実行委員長の藤田あかねさん(写真右)と委員長補佐の佐野瞳さん(写真左) |
そんな江戸川の川原には、今日は釣り人と、釣りを見る人が集まっていました。
EDOROCK MUSIC&ART FESTIVAL
2019年11月3日(日・祝)
11:00 ~16:00
入場無料
※エドロックのイベント自体は雨天決行・荒天中止で、いちかわ手づくり市実行委員会によるの手づくり市は雨天中止
https://edorockart.com/
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