【"働く"をシェアする】行徳デリキッチン 開店撮影レポート


 8月4日に「行徳デリキッチン」がオープンすると知り、足を運びました。


 きっかけは、アジアン食堂「もののわ」のInstagramでした。

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以前のお店は、店内の雰囲気やお客さんやスタッフなどなど本当に自分の理想とする飲食店に限りなく近くまでなったのですが、持続するスタミナが自分になくなってしまい最後は本当に接客すらつらくなってしまっていました、、😭💦
--- 6月27日の投稿より一部抜粋

 過去にお店を開いて、さまざまな理由で閉じることになり、再度オープンさせる。これにはかなりのエネルギーが必要なはずです。
 お店を閉じるときには、金銭的な部分だけでなく心理的な部分でもげっそりと疲弊してしまうケースが少なくないからです。それを乗り越えるのは、容易ではないと。

 さらに、もののわの投稿をチェックしていたら、なんと、エドロックの撮影で大変お世話になった女性によるお店で、西岡佳名子さんというお名前だとわかりました。
エドロックにて。写真右側が西岡さん
『クラナリ』のカメラバッグにぶつかった人が料理見本にぶつかってお皿がひっくり返るという多重事故……さっと対処してくれたのが西岡さんでした

 そんなわけで「これは、とにかく行ってみよう」と勢いだけでお邪魔してしまいました。

 当初は、ここに至るまでの経緯について西岡さんにお話を聞いて、原稿を書きたいと思っていました。しかし、パンフレットをもらって、行徳デリキッチンの経営のやり方を知ったら、「これはとてもおもしろい!」と。
 スペースをシェアするスタイルだったのです。

 行徳デリキッチンを西岡さんと一緒にオープンさせたのは、吉田志帆さん。吉田さんのプロフィールも興味深く、2013~2018年にランチカフェ「47cafe」を営業後、料理・パン教室の主催を経て、今に至るのだそうです。やはり、いろいろな経緯があったのでしょうね。

 そんな行徳デリキッチンは、日によって営業形態が変わります。
 月曜日から金曜日までは、まさに「デリ」で、お弁当やパン、おやつの店頭販売・配達を行っています。また、レンタルスペースなどとしての利用も可能のようです。
 土曜日は、47cafeによる台湾喫茶。
 日曜日は、もののわによる発酵×アジアン料理の食堂になっています。

 仕事をする喜びやつらさ、楽しさやもどかしさ……酸いも甘いも経験してきたと思われる女性2人が「行徳デリキッチン」というスタイルをどうして選んだのか、どのように経営していこうとしているのか、『クラナリ』で聞きたいことがありすぎます。
笑顔で迎え入れていただき、感謝!



箸置きもキュート
すっごい手作り感のある天井!大きな板が貼ってあるのはエアコンの跡

外装・内装、そしていすもDIY

 手作り感たっぷりの店内は、実際に所縁のある皆さんの手作り(DIY)です。お手伝いに来ていた人から、「私は天井のあの部分を塗ったんですよ」と教えてもらいました。
 また後日、別の人からもInstagram経由で「私も表の緑とか、カウンターを塗ったんですよ!」という報告が届きました。


 オープンに関係した皆さんがいとおしいと思ってしまうお店が、市川で誕生しています。

□行徳デリキッチン
市川市行徳駅前1-6-14 東京メトロ東西線行徳駅より徒歩3分
070-2189-4996
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