あれはきっとオオタカに違いない問題 3 トンビ? トビ?
トンビとトビ。
同じ鳥を指す呼び名なのですが、皆さんはどちらを使っていますか?
『クラナリ』編集人は、物心ついたときからトンビ。「トンビに油揚げをさらわれる」「トンビとカラス」という言い方も一般的で、『とんび』という小説もあります。
昭和37年、瀬戸内海の小さな街の運送会社に勤めるヤスに息子アキラ誕生。家族に恵まれ幸せの絶頂にいたが、それも長くは続かず……高度経済成長に活気づく時代と街を舞台に描く、父と子の感涙の物語。
主人公は運送会社に勤めているようなので、とび職ではないということ。著者がどうしてこの小説に「とんび」というタイトルをつけたのかが、非常に気になります。しかし、ネット上だと理由がわかりませんでした。
鳥に話を戻すと、標準和名はトビなのだそうです。というわけで、トビと以降は表記します。
トビもオオタカも、タカ目タカ科とのこと。
その他のワシタカ類は生き餌を好むが、トビは主に屍肉を餌としている。
https://www.cgr.mlit.go.jp/ootagawa/Bio/birds/index348.htm
https://www.city.kamogawa.lg.jp/site/kamogawa-kanko/20669.html
https://mainichi.jp/articles/20180526/ddf/001/040/002000c
生ゴミをあさるカラスと同様に、けっこう厄介な存在なのがトビ。ただ、カラスのような「カー、カー、ガァー」とうるさくなく、鳴き声は「ピー、ヒヨロロロ」とちょっと雅な感じもしなくもありません。『クラナリ』編集人は海辺の宿に泊まったとき、朝夕に「ピー、ヒヨロロロ」と鳴きながら飛ぶトンビを見てきました。
一方、江戸川河川敷で目撃するタカ目タカ科と思しき鳥は、「ピー、ヒヨロロロ」とは鳴いていませんでした。
また、江戸川河川敷だと、トビのエサとなる屍肉や、人間が食べているお弁当などがないのです。
さらに、江戸川河川敷には、羽毛がびっしりと落ちているゾーンが、ときどき出現します(撮影は自主規制)。おそらく、ハトが狩られてしまったのではないかと。
そんなわけで、江戸川河川敷を悠々と飛ぶ鳥は、きっとオオタカに違いないと『クラナリ』編集人は思っています。「いい加減、望遠レンズを持ち歩け! この愚か者めが」と反省していますが、今回もスマホでの撮影でした。
ちなみに、カラスはスズメ目カラス科なんですって。「はぁ? スズメ目??」と腹を立てたのは、イヌがネコ目イヌ科だと知ったとき以来のことでした。
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