三番瀬は「せんばんせ」ではなく「さんばんぜ」で、みんなが思っているよりも実は広い問題

  「三番瀬って、ふなばし三番瀬海浜公園のことでしょ?」

 そう思っていた皆さん。
 過去に『クラナリ』も同じ誤解をしていました。しかも「さんばん」と呼んでいたのです。

 実は三番瀬は「さんばん」で、およそ1800ヘクタール、つまり、東京ドーム約385個分も広がっています。

千葉県作成「三番瀬(さんばんぜ)パンフレット」より

 おそらく、三番瀬だけがぽつんと存在するわけではなく、一番瀬、二番瀬もあったと思われます。

 浦安市には「大三角線」という道路があります。これも昔は「大」だけでなく、小がありました。かつて存在した三角州から、「大三角線」という名前が付いたようです。

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 1896~1909年の地図(下図の左側)と比較すると、現在(右側)の市川市の海岸線が大きく異なることがわかります。これは東京湾の埋め立てが進んだためです。

今昔マップより

 およそ100年前に生きた人々と、私たちとは、まったく違う風景を見ているのでしょう。


 三番瀬について以前に詳しく教えてくれたのは、福田海苔店の福田武司さんです。
■福田海苔店
http://www.fukudanoriten.ecweb.jp/

福田武司さん

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