【撮影レポート】市川街歩きの会 第5回市川街歩き(原木中山・八幡編)



 6月9日に開催された市川街歩きは「永井荷風」「市川市と船橋市の境界」「京成線の線路沿い」の3テーマ。盛りだくさんのため、「京成線の線路沿い」は別の記事で紹介しました。

 地下鉄メトロ東西線原木中山駅の近くの広場からスタート。

〇原木山妙行寺
 「平地なのに、なぜ山なのか?」と以前調べたところ、どうやら比叡山延暦寺などをまねて「山」がつけられるようになったのだそうです。



 裏手に回ると広々とした庭園が。「思ったより広い!」という声が、あちこちから聞こえてきました。
枝垂桜


〇真間川沿い
 ドーンと目に入ってきたのが、ツタだらけの家。このような家は「もじゃハウス」とも呼ばれていたと教えてもらいました。

かなりもじゃってます

謎の大集団。奥が京葉道路

 43名がずらずらと進んでいく様子を、「何これ……」という表情で見ている人多数。自転車に乗った少年には「街歩きですよ」と説明したのですが、納得してもらえたのでしょうか?
 なお、以前は警察官から質問されたこともあったのだそうです。納得。

真間川沿いにイチジクがたわわに! 野生??

柳橋

 永井荷風の随筆『葛飾土産』に登場するやなぎばし。この場所は船橋市になるようですね。

〇暗渠
 ふたをされた川を「暗渠」、その川のふたがない部分を「開渠」と呼ぶのだそうです。

二俣川の暗渠
〇ジグザグ境界
 市川市と船橋市の境界は入り組んでいます。ゴミ出しなど、市によってルールが異なることもあり、けっこう大変かもしれません。
市川市が配布している地図。赤いドットが境界でジグザグしていますね


 電柱を見上げると……

 「予備校支」。「よびこうささえ?」とつい読んでしまったところ、「よびこうしですよ」と優しく教えてもらいました。
 予備校と呼ばれたところから枝分かれした支線という意味だそうです。予備校という場所を探したのですが、結局、見つからず……

 進んでいくと、第二もじゃハウス発見。

もじゃがむしろオシャレ

 銭湯のようですが、レトロオシャレな雰囲気。ここは船橋市なのでしょうか…… ずっと混乱しています。

この駅は船橋市

〇高石神社
 神社の横にある家なのでしょうか?


 門扉のすぐ前が線路ですね。

 この辺りは緩やかに上下する地形で、「たまらないなあ」という声が聞こえてきました。これを地形フェチというのでしょうか。

〇神明社
 こちらも入り口は小さいのですが、奥行きがありました。




〇鬼越山神明寺
 通りがかった人が「きえつさん」と読むと教えてくれました。中に大きなイチョウがあるのですが、あまりに大きすぎて写真に収まりませんでした。



〇白幡天神社
 夕刻に来ると、雰囲気が違います。


〇永井荷風が住んだ家と大黒屋
 永井荷風は大黒屋のカツ丼を好んだそうなのですが、「あれは、うまくなかった」という小さな声が聞こえてきました。



  
今回もしみじみ思ったのは、参加者の皆さんが「市川の達人」で、とにかく情報量が多いということ。ガイド役の人だけでなく、あちこちから「あれは○○」「これは○○」というお話が聞けて、勉強になりました。
 街歩きを主催された原田さんをはじめ皆さん、ありがとうございます。私も市川の達人を目指して、がんばります。


Powered by Blogger.