「大人のスノビッシュなワンダーランド」可能性大の候補地 大門通り

 静けさや落ち着き、それでいてちょっと気取った「秘め事」感を演出できる街。
 そんな「大人のスノビッシュなワンダーランド」候補地が、大門通りです。JR市川駅北口から徒歩4分の場所に位置します。

 実はすでに、「大人のスノビッシュな」建物やお店が大門通りにはあるのです。

 まずは歴史的建造物。
奈良時代に行基が建立し、江戸時代からモミジの名所だった真間山弘法寺

今、モミジに赤い花のようなものが……これは種だと教えてもらいました

 そして外観も味わい深いお店。
喫茶店
うどん店ですが、上の写真の喫茶店とのれんが似ています

こちらの建物は……

窓の上部に木の幹が通っているのがわかるでしょうか?

調べたところ、ノイバラのようです

近寄って見ると、外壁の模様がとてもオシャレなのです


 昭和を感じさせる古い街並みは、令和になった今、なかなか貴重ではないでしょうか。
銅を使った外壁でしょうか、緑色に味わいが
窓の手すりが凝っているのも、古い建築の特徴でしょうか
面格子もすばらしいマンション

 大門通りでは、薀蓄が永遠に語れそうです。

 問題点としては、狭い道に自転車も自動車も通るため、散歩をゆっくり楽しむ雰囲気ではないこと。ひかれそうになったことが、何度もありました。危ない。

 また通りの入り口付近の建物では、いつもシャッターが下りっぱなし。以前はレストランで、諸般の事情でやめてしまったようですが、「シャッター通り」という印象を与えてしまうかもしれません。

 クリアしたい点もいくつかある一方で、このままだとあまりにももったいない。
 また街づくりの意識がなく、通りに面した大きな屋敷の土地が、細切れにされて宅地として売られてしまうと、他の場所と同じようにゴチャゴチャした住宅地になるかもしれません。

 さまざまな可能性を秘めた大門通り。今の景観を生かしながら、街全体としてのリノベーションをプロデュースしてくれる人が現れることを『クラナリ』では期待しています。
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