「名代ねぎそば 月梅」の塩ねぎそばを、家庭で手軽に再現できるのだろうか問題 1 まず、口コミを確認

 25年ほど前に『クラナリ』編集人が食べた、「名代ねぎそば 月梅 (ゆーめい)」の塩ねぎそば。ネットで検索すると、大量に画像がヒットします。やはりThe 昭和のビジュアルで、お客さんの撮影欲が刺激されたのでしょう。

 「本八幡のねぎそばを思い出したら、『ショッピングセンタービルの場所がわかってしまった件について」の記事のとおり、『クラナリ』編集人はべろべろに酔っていたので、ねぎそばの味は覚えていません。
 そこで、食べたことのある人をリサーチしたところ、次の声が聞かれました。

「シラフでおいしいと思ったことがないが、酒が入ると無性に食べたくなる」(男性)
「食べた翌朝、目覚めると口から強烈なにおいがして、胃に歯ブラシを突っ込んで洗いたくなった」(女性)

 そして、食べログには、以下の感想がありました。

なんだこのスープ…うまみと適度な塩加減、そしてほのかな甘みがあるのがニクい!
ここの評価と全然違うじゃねえか…やっぱ食べログはあてにならねーな、と。
太麺も美味い!

テーブルに置いてある、プラスチックのボールに入った大量の刻みネギとモヤシはセルフサービスで盛り放題。
メニューはシンプルで「ねぎそば」(醤油・塩・味噌の3種)と「揚げ餃子」。
「ねぎそば」を塩で注文。
昔、友達に連れられて初めて食べた時、
具がネギしか乗ってないし、
その上のびちゃった様な太い麺
何じゃこりゃと思い
『こんなのラーメンじゃない!』
と友達に悪態をついたのを思い出します
まぁ実際、
ねぎそばであってラーメンとは書いてないのだ
しかし、ここの『ねぎそば』 不思議で
食べ慣れると何故か美味しい
その友達に教えてもらった『ねぎそば』の
食べ方は
取り放題のネギとモヤシを麺の上に乗せ
缶に入った特製ラー油をやや多めにかける

そして食べると…不思議と癖になる 

 あのROCKY MUSEUMのロッキーさんのブログにも、もちろん、ねぎそばが紹介されていました。以下は2012年の投稿からの引用で、「お母さん」が79歳とあります。

月梅って、お婆さんの時代からの営業だそうです。
すると、お婆さん、お父さん、お母さん、そして息子さん、すると息子さんは4代目でしょうか?!
戦後すぐの営業と言われておりまして、もう半世紀以上、この本八幡に君臨する老舗中の老舗。
ROCKY MUSEUM (館長日記)千葉県生まれ、千葉県育ち、千葉県在住のラーメン大好きロッキーが日々食べ歩き
https://blog.goo.ne.jp/rocky2006/e/bafc4a83a4dd6e9cd28082a63136b55e

 ねぎそばの特徴をまとめると、以下のとおりです。
ネギ:青い部分も一緒に刻んで塩もみし絞る、刻み方にムラがあるので手で作業している?
モヤシ:ゆでて絞る
:太麺、ストレート、柔らかくなるまで
スープ:鶏、ぬるかったらしい


 店名の「名代ねぎそば 月梅 (ゆーめい)」は、月と梅を中国語で発音しています。

 \  /
ユエ メイ
月  梅
 アクセントは谷のように「エ」で下がって「イ」で上がるようです。そして「月梅」という言葉自体に特に意味はなさそうな……

 ちなみに韓国のマッコリで、「ソウル月梅マッコリ」というものがあるそうで「ウォルメ」と発音するようです。
https://amzn.to/48u6BdL

 以上のことから、天命の「月梅」とラーメンとは関係がなさそうです。

 そこで「ねぎそば」で検索をかけたところ、全然ビジュアルの違うラーメンの写真ばかりがヒット。違う違う、そうじゃない……
一般的なねぎそば(フリー素材)



 白髪ネギ、あるいは青ネギの輪切りが、一般的なねぎそばといえそうです。

 では、「名代ねぎそば 月梅」のネギそばは、いったいどこにルーツがあるのだろうか……そう考えながら、とりあえず今日はネギを買ってきました。



※「名代ねぎそば 月梅」の塩ねぎそばの写真を提供していただけると助かります!
写真については、市川みらいアーカイブで保管させていただきます。
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