【市川ZINE編集委員会】1枚の紙を折って作るZINE
今のZINEには小冊子(booklet)だけでなく、リーフレット(leaflet)も含まれています。-letには「小さい」「一部分」という意味があり、リーフレット(leaflet)は小さい葉っぱやチラシのことです。
なお、元々は自分で作る(DIY)小冊子や雑誌をZINEと呼んだようです。
■What is a Zine? | Exploring the World of DIY Print Culture
何はともあれ、情報を紙に落とし込んで作ればZINE。Webと違って紙だからこその制約(失敗ともいう)があるから、作業が難しくも楽しいという側面があります。「紙だからこその制約」は、これからZINEの作業を説明する中で紹介していきましょう。
今回は、「1枚の紙を折って作るZINE」を作ってみました。サイズは文庫本の半分です。
1枚の紙を折って作るZINE
○材料
A4の紙1枚
○機具
家庭用プリンタ
※ クラナリは家庭用プリンタを使用していますが、手書きでもかまいません。
○作業
1 体裁を決める
「紙だからこその制約」は、紙にはA4やB5といったサイズがあること、そして紙質によって仕上がりが大きく異なってくることが挙げられます。ある意味、使う紙自体に、メッセージ性を持たせられます。
当たり前の話ではありますが、大きな紙を使えば大きなZINEが作れ、情報量を増やせるし、文字のサイズを大きくすることもできます。
クラナリについては、「文字情報で伝えたい」という気持ちが強く、また、家庭用プリンタを使用することを先に決めていたので、A4の普通紙にしました。
2 テーマを決める
市川ブックフェア2026は行徳図書館での開催も決定しているため、行徳関連で「妙典駅クロニクル」でZINEを作ります。
3 折り方を決める
「紙1枚を折って作るZINE」の場合、二つ折り、Z折り、巻三つ折りなど、折り方がいくつもあります。
今回はZINEでよく見かける二つ折り+四つ折り(観音開き)を採用しました。
4 構成を決める
Webはクリック一つでページが移動しますが、紙(本)だとページをめくりながら順に読んでいきます。
![]() |
| Webで使うサイトマップ |
| 紙で使う台割(出典:台割の意味と作り方) |
そのため、「何を、どの順番に読んでもらいたいか」という構成が、紙のZINEでは重要になります。
5 レイアウトを確認する
二つ折り+四つ折りの場合、レイアウトは次のようになります。
| 表 |
| 裏(裏抜けが……) |
なお家庭用プリンタで普通紙に印刷するときに、インクを使い過ぎる(背景にベタッと色を使うイラスト、写真など)と裏抜けします。裏抜けを前提に、インクを使い過ぎない素材を選んだほうがいいでしょう。
6 原稿を作成する
読みやすい・読みにくいは別として、Webに文字数の制限はありません。
しかし紙には、制限があります。そのため、レイアウトに合わせて、文字の大きさや文字数を調整しながら、原稿を作成します。写真やイラストも、レイアウトに合わせて大きさを調整します。小さいスペースに、細かく描き込んだイラストを入れると、印刷したときにグチャッとして見えにくいため、シンプルにしたほうが無難。
7 ソフトで割り付けする
クラナリはイラストレーターを使いましたが、ワードでもレイアウトができます。
二つ折りにするため、表の上半分は180度回転させます。
裏は通常どおりで大丈夫。
8 印刷する
A4の紙の両面をカラー印刷します。
9 紙を折って出来上がり
| 二つ折りにしたところ |
| 四つ折りにしたところ |

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