市川大百科事典 つ 辻切り つじぎり
辻切り つじぎり
悪霊や悪疫が村(地域)の中に入って来ないように願う行事。わらで作った大蛇を村の入り口にある木にかける。起源は不詳。
「辻切り」という名称の行事では、千葉県内で市川市、船橋市、佐倉市、八千代市で現在も行われている。
道切り(みちきり)とも呼ばれ、注連縄(しめなわ)を張ったり、草履(ぞうり)を供えたりする場合もある。
国府台辻切り(こうのだいつじぎり)は市川市指定文化財。
わらで作った大蛇 |
木札には「塞三柱大神(さえのみはしらおおみかみ)」、「町内安全」 |
塞三柱大神は、次の三柱。
八衢比古神(やちまたひこのかみ)
八衢比売神(やちまたひめのかみ)
久那斗神(くなどのかみ)
外部から邪霊が侵入するのを防ぐ神で、道祖神として信仰を集めた。
国府台天満宮内の立て札 |
参考資料
- 千葉県立博物館サイト
https://www.chiba-muse.or.jp/MURA/kikaku/wazawai/simousa.html - 市川市サイトhttps://www.city.ichikawa.lg.jp/edu09/1541000011.html
- 佐倉市ホームページhttps://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/sakuranomiryoku/event_kanko/3457.html
- Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E5%88%87%E3%82%8A - 朝日日本歴史人物事典https://kotobank.jp/word/%E4%B9%85%E9%82%A3%E6%96%97%E7%A5%9E-484499
森 真希 2023/03/08
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