市川大百科事典 に 日蓮伝説 にちれんでんせつ
日蓮伝説 にちれんでんせつ
日蓮は鎌倉時代の仏教の僧で、鎌倉仏教の一つである法華宗(日蓮宗)の開祖。1222年に、現在の千葉県鴨川市(当時は安房国)の小湊で生まれたとされている。12歳で仏道修行を始め、21歳で鎌倉に遊学。1253年、32歳のときに法華宗の開宗宣言を行い、法名を日蓮と改名した。
日蓮が現在の市川市(当時は下総国)を訪れたのは、1260年。同年に現在の静岡県富士市(当時は駿河国)の実相寺で「立正安国論」を執筆し、当時の最高権力者である鎌倉幕府の執権である北條時頼に提出した。法華経による救国を進言したが聞き入れられず、他の宗派の教徒から襲撃を受け、市川市若宮の富木常忍の館に逃れてきたと伝えられている。
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日蓮伝説の跡を訪ねてより |
日蓮誕生の地とされる誕生寺(鴨川市) |
参考資料
- 日蓮聖人とその伝説(内房編)(館山市立博物館)http://history.hanaumikaidou.com/archives/9599
- 市川の日蓮伝説(市川市)https://www.city.ichikawa.lg.jp/common/000095632.pdf
- 日蓮伝説の跡を訪ねて(市川市教育委員会)https://www.city.ichikawa.lg.jp/common/cul01/file/0000404945.pdf
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