「本八幡駅北口駅前地区第一種市街地再開発事業」関係の書類を読んでみた。で、自転車はどこへ……
JR本八幡北口の、将来の駅前風景(本八幡駅北口駅前地区第一種市街地再開発事業について より) |
JR本八幡北口の、現在の駅前風景 |
都市計画決定について都市計画の種類 市川都市計画第一種市街地再開発事業都市計画の名称 本八幡駅北口駅前地区第一種市街地再開発事業告示 令和6年3月29日 市川市告示第55号
本八幡駅北口駅前地区第一種市街地再開発事業はJR本八幡駅と国道14号に面している八幡二丁目の一部で地元地権者を中心とした準備組合が行う組合施行の第一種市街地再開発事業です。現在は、事業の実現に向け、準備組合による検討が進められています。
『クラナリ』編集人が、JR本八幡駅を初めて知ったのは、十数年以上も前のテレビ番組でした。京成八幡駅近くの市道「北京通り」を、大量の自転車が通過する様子が映し出されていました。
「こ、怖い……」
北京通りは、圧倒的な自転車通行台数で、たびたびメディアに取り上げられてきました。
その後、市川市に住むようになりましたが、JR本八幡駅近辺は自転車で通過しません。迂回します。
また、松戸市在住の知人に「市川は道が悪い」と言われて、反射的に「なにを!!」と憤慨しましたが、確かに、JR本八幡駅の北側の道は見通しがちょっとというか……。まあ、道路状況がさほど変わらない松戸の人に、言われる筋合いはないのですが。
こうした『クラナリ』編集人の経験と同様のことは、「本八幡駅北口駅前地区第一種市街地再開発事業について(報告)」にもちゃんと書かれていました。
歩行者と自転車、自動車の動線が錯綜
「錯綜」
ピッタリな表現。すばらしい。
今回の再開発は、JR本八幡駅の北口の駅前。商業施設のパティオや商店街がある商業地です。ですから北京通りとは関係ありません。
グーグルマップより、一部改変 |
今回の再開発地区(本八幡駅北口駅前地区第一種市街地再開発事業について より) |
ただ、JR本八幡駅近辺はボーッと気を抜いて歩くのが困難なことには変わりありません。そんな地域は、どのような経緯を経て、再開発が進んでいるのでしょうか。
日本建設新聞社のサイトには、以下のように紹介されていました。
そこで、地権者らが中心となり、19年6月に「まちづくり検討会」、21年3月に「再開発準備組合」を設立するなど、再開発の実現に向けた検討を進めてきた。地権者50人のうち約8割が再開発準備組合に加入。再開発準備組合が主催した3月の地元住民向け説明会には約160人が出席した。事業協力者は三井不動産レジデンシャル。施設計画によると、建物は地下2階・地上44階の南棟と、地下2階・地上21階の北棟の2棟で構成、土地の集約と建物の共同化を図る。地下階(駐車場約340台)でつながっているため、建築基準法上は1棟扱い。敷地面積は約9900平方m、建築面積は約6600平方m。構造はRC造一部S造。塔屋を除く高さは160m。主な用途は住宅、商業・業務。憩いの場を創出するため、スクランブル交差点に面して広場状公開空地約200平方m、駅前ロータリーに面して広場約200平方mを整備。商店街のにぎわいや葛飾八幡宮の参道を活かした街並みを形成するため、市道6003号(八幡一番街)の一部を廃止、敷地中央に既存商店街とつながる「にぎわい通路」を配置する。
本八幡駅北口地区では、国道14号の北側、スクランブル交差点東側の「本八幡E地区」約1.4haについても再開発準備組合が設立されている。
地下2階・地上44階の南棟の高さは、JR市川駅南口のI-linkタウンいちかわ ザ タワーズ ウエスト プレミアレジデンスと同程度になる模様。
一点、気になるのが「本八幡駅北口駅前地区第一種市街地再開発事業について」に掲載されている画像で、自転車を手押ししている人物しか描かれていないこと。それも1台だけ。
本八幡駅北口駅前地区第一種市街地再開発事業について |
いやいやいやいや、自転車に乗っている人、いっぱいいるって。
手押しなんて、やんない、やんない。
近隣の商業施設でも「自転車は降りて通行してください」と注意書きをされているところで、自転車に乗って突入している人はたくさんおるやろ……
「菅野駅南側のタクシープール問題」をつい思い出してしまった次第。
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