市川大百科事典 と ドイツネズミ
ドイツネズミ
ネズミ目ネズミ科の特定外来生物であるマスクラットの別称。北アメリカ原産で、頭から胴体までだいたい32cm。
第二次世界大戦中に、航空機パイロットの毛皮用に養殖・飼育されていた。
「ドイツネズミ」という名前については、ぜいたく品を禁止する当局の目をごまかすために、同盟国ドイツの名を業者がつけたことによる。
江戸川区の養鶏業者が養殖していたマスクラットが、戦後、野に放たれて江戸川の周辺で野生化。行徳地域で栽培されていたレンコン(ハス)は、ドイツネズミの食害に遭った。
土地区画整理事業の後、レンコンの栽培がおこなわれなくなったことで、ドイツネズミもこの地域で見られなくなった。
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マスクラット(パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集より) |
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