「地元回帰」がトレンドの今は、地域の魅力を知ってもらうチャンスかもしれない
2018年12月に「既存の仕組み・施設に、プロの市川市民の経験・知識を掛け合わせて新しい仕事を作る」を書いた頃は、「40代前後の、子育て中の夫婦や単身者が、東京その他で働くために便利な市川に住んでいる」というのが市民像でした。昼間人口が低いという点で、市川には単に寝に帰っているだけということ。
そんな状況は、今、大きく変わったのはないでしょうか。新型コロナ感染症対策として、テレワークが進み、平日の昼間も市川市内で過ごしている人が増えているはずです。
また、遠出もしにくいことから、多くの市民の目が市内に向いているとも考えられます。「あまり遠くへ行けないから、近場で楽しもう」ということですね。
市内の飲食店や商店は営業時間の短縮で厳しいとは思うのですが、地元回帰という点では一種のチャンスではないかと考えるのです。「わざわざ東京まで電車に乗って移動しなくても、おいしいお店や楽しいスポットがあるじゃないか」と気づいてもらえる可能性は高いわけです。
「スポット」というと寺や神社、文化人ゆかりの地が挙げられがちですが(それはもちろん、すばらしいのですが)、市川市内には雑木林や河川敷があり、アウトドアが楽しめます。子どもを遊ばせたり、気分をリフレッシュさせたり、市川で暮らしている市民目線で、もっと楽しめるスポットが開拓できそうです。
地域の商店街についても、なかなか味わい深い情景と思うのですが、いかがでしょうか。
飲食店は店主のプロフィールや普段のお店の様子を紹介することで、お客さんが自分との共通点などを見出し、「だったら行ってみようかな」という気持ちになる可能性もあります。
『クラナリ』は2019年12月に「市川リゾート・市川リトリート・市川リノベーション構想」を打ち立てました。
今こそ、市川のよさを私たち市民の手で発掘していきたいですね。
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