既存の仕組み・施設に、プロの市川市民の経験・知識を掛け合わせて新しい仕事を作る

市川市
面積 57.45 km2
人口 48.17万 (2015年)
東京都特別区部への通勤率は46.5%

船橋市
面積 85.62 km2
人口 62.29万 (2015年)
東京都特別区部への通勤率は35.7%

---wikipediaより

 市川市のサイトによれば、人口の66.9%が15~64歳、平均年齢が43.15歳です。
 ということは、子育て世代が東京で仕事をしている可能性が非常に高いと言えます。→40代前後の単身者が、東京その他で仕事をして帰ってきてから寝ている場所が市川市のようです(2018年6月19日訂正)。

 ですから、保育園や学童保育が不足するのは当然。待機児童数では市川市は全国でもワーストにランクインしていました。

 「強いニーズがあるから、民間の保育園や学童保育を作ろう!」「子ども食堂が必要だ」と考えるのは起業家マインド。実際、こうした動きはチラホラ見られました。

 一方の生業プランニングは、「既存の仕組みや施設を利用して、似たようなビジネスはできないか」を検討します。
 理由は、保育園や学童保育を始めるには起業資金だけでなく、家賃やシステム維持といった固定費がかかるから。

 そしてもう一つの理由は、私自身が学童保育を実際に利用して見聞きしたことが関係しています。
 皆さんも記憶にあると思うのですが、兵庫県内の児童館で職員が小学2年の男児にバットで殴られ片耳が聞こえなくなる後遺症を負った事件がありました。
http://www.sankei.com/west/news/171222/wst1712220080-n1.html
 この事件と似たようなことが市川市内でも起こっています。

児童の面倒を見ている大人が、児童から暴力を振るわれる。
 私個人は、暴力を振るった児童だけの問題ではないと考えています。
その根拠はかなり長くなるので置いといて、保育園や学童保育、特に学童保育の受け入れ人数だけを増やしていけば、事件化する可能性が高くなるのではないかと危惧しています。


 ここから話題が生業にポンと飛躍するのですが、「暴力に訴えかけるのは格好が悪い」「子どもと大人とは違うんだよ」ということを伝えるために、文化・教養を大人から子どもに教えるミニ講座を、学童保育や子ども会といった場で開催するという企画を考えています。
 具体的には、メディアリテラシー、マネーリテラシー、ライフハック、歴史、宗教、法律など。
 学童保育や子ども会でミニ講座を告知してもらい、開催場所はレンタルスペースや社務所などにします。

 例えば小学校で母親たちを相手に「子どもにスマホを使わせるときの注意」を説明する会などがありますが、どれだけ効果があるのかと私は疑問です。
 それよりも子ども本人に、ネットをはじめメディアの情報はどのように作られているのか、誰のどんな視点が加わってしまうのか、背景に利害関係があるのかを説明したほうが有効ではないでしょうか。こうした講座で議論やレポート作成をさせると、作文力も上がります。

 ミニ講座開催に誰がいくら支払うのかについては、さらなる検討が必要です。学童保育などを利用している親が「これは子どもに必要だ!」と思うように、企画を洗練させなければなりません。

 さておき、既存の仕組み・施設に、市川の一市民としての経験・知識を掛け合わせ、新しい仕事を作っていきたいですね。
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