ジグザグ境界問題 中山参道商店会編
市川市と船橋市の境界は入り組んでいます。
中山法華経寺の参道も、黒門で市川市と船橋市に分かれます。商店会についても、法華経寺から黒門までは市川市の中山参道商店会、黒門からJR下総中山駅までは船橋市の中山商店会になるわけです。
参道をプラプラと歩いている分には、市の境界があるとはまったく気づきません。
ただ、どうしてこんなにわかりにくい境界になってしまったのか、歴史的背景が非常に気になります。今度足を運んだときには、ぜひ地元の人にお聞きしたいですね。
ところで……
中山法華経寺の祖師堂の屋根。2つ並んでいるようになっていて、特徴的ですよね。これは「比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)」といって、このような建物は全国で2つしかないのだそうです(もう1つは、室町時代の1425年に竣工した岡山県の吉備津神社本殿)。
「入母屋造」については、東アジアの伝統的屋根形式だそうです。また、「比翼」は2羽の鳥が翼を並べること。
以上のことから、2羽の鳥が飛んでいるかのように、伝統的屋根が2つ並んでいるため、比翼入母屋造と呼ばれているのでしょう。
祖師堂については江戸時代中期に上棟されたとのことですが、どうして比翼入母屋造にしたのか(なぜ、ほかの建物ではほとんど採用されていないのか)、興味深いところです。
○どうして比翼入母屋造にしたのかについての推測
1 広い建物にしたかったが、その分、屋根が大きくなると大変(重いなど)
2 吉備津神社本殿へのあこがれ(うーん……)
○なぜほかの建物で採用されていないのかについての推測
1 建てるのが難しい
2 維持が難しい(2つの屋根の間にゴミがたまるなど)
それから、聖教殿の前の石像。狛犬とは違うようですし、どんな動物をイメージしたのか、とても気になっていました。
古い時代から人間は犬を飼育し、一緒に生活してきた動物だとされています。そう考えると、神社の前に鎮座していたのはもともとは犬の像で、時代が下り、神獣などが日本に伝わってきて「狛犬」という形になったのかもしれません。もちろん、個人的な妄想です。
■参考資料
市川市サイト
http://www.city.ichikawa.lg.jp/edu09/1511000008.html
http://www.city.ichikawa.lg.jp/edu09/1521000003.html
中山法華経寺の参道も、黒門で市川市と船橋市に分かれます。商店会についても、法華経寺から黒門までは市川市の中山参道商店会、黒門からJR下総中山駅までは船橋市の中山商店会になるわけです。
江戸時代中期に建築されたと考えられている黒門 |
ただ、どうしてこんなにわかりにくい境界になってしまったのか、歴史的背景が非常に気になります。今度足を運んだときには、ぜひ地元の人にお聞きしたいですね。
ところで……
中山法華経寺の祖師堂の屋根。2つ並んでいるようになっていて、特徴的ですよね。これは「比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)」といって、このような建物は全国で2つしかないのだそうです(もう1つは、室町時代の1425年に竣工した岡山県の吉備津神社本殿)。
「入母屋造」については、東アジアの伝統的屋根形式だそうです。また、「比翼」は2羽の鳥が翼を並べること。
以上のことから、2羽の鳥が飛んでいるかのように、伝統的屋根が2つ並んでいるため、比翼入母屋造と呼ばれているのでしょう。
祖師堂については江戸時代中期に上棟されたとのことですが、どうして比翼入母屋造にしたのか(なぜ、ほかの建物ではほとんど採用されていないのか)、興味深いところです。
○どうして比翼入母屋造にしたのかについての推測
1 広い建物にしたかったが、その分、屋根が大きくなると大変(重いなど)
2 吉備津神社本殿へのあこがれ(うーん……)
○なぜほかの建物で採用されていないのかについての推測
1 建てるのが難しい
2 維持が難しい(2つの屋根の間にゴミがたまるなど)
屋根が2つ並んでいるような建物 |
聖教殿 |
口の開き方もまさに狛犬 |
すると、京都や出雲地方などでは、神社や寺院の前に猿・猪・キツネ・ネズミといった動物が鎮座しているとのこと。「神社の前には狛犬」というのは、どうやら思い込みだったようです。
そもそも狛犬も、犬っぽくはありません。
古い時代から人間は犬を飼育し、一緒に生活してきた動物だとされています。そう考えると、神社の前に鎮座していたのはもともとは犬の像で、時代が下り、神獣などが日本に伝わってきて「狛犬」という形になったのかもしれません。もちろん、個人的な妄想です。
■参考資料
市川市サイト
http://www.city.ichikawa.lg.jp/edu09/1511000008.html
http://www.city.ichikawa.lg.jp/edu09/1521000003.html
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