【撮影レポート】どろんこになって大人も子どもも距離がぐっと縮まる「どろんこキッズ in 千葉商科大学」


 スタートは、2019年1月22日に最終選考会が行われた第4回ちば起業家ビジネスプランコンペティション。舟橋 惠子さんは、ここで「夢を育てるしろっくま君賞」を受賞しています。プラン名は「孤独になりがちな育児や保育を第三者としてサポートする場の提供」でした。

□第4回ちば起業家ビジネスプランコンペティション受賞者決定!
https://www.pref.chiba.lg.jp/keishi/sougyou/compe2018result.html

 このプランが形となったのが、8月25日に開催された「どろんこキッズ in 千葉商科大学」です。



 どろんこキッズをどのように運営したらよいのか、アドバイス及び監修を行ったのは、NPO法人市川子どもの外遊びの会代表の和田京子さん。この会は、「市川にプレーパークを作ろう!」と2011年に発足。
 「プレーパーク」は1943年にデンマークで始まり、ヨーロッパで広まって、40年前に日本にも入ってきたのだそうです。
 「大事なことは、大人は子どもの遊び場を提供するだけで、それ以外はなんにも行わないことなんです」と和田さん。公園の一角などに段ボールがあり、ロープやハサミがあり、ドロドロのぬかるみがある。大人が用意するのはここまでで、あとは子どもたちが自分で遊び方を考えるようです。「自分の責任で自由に遊ぶ」がモットーとのこと。

 今回は、プレーパークの一つであるどろんこ遊びのために、千葉商科大学が構内にあるブドウ畑を場所として提供して、舟橋さんのプランが実現したのでした。
写真左が舟橋さんで、中央の緑のシャツは千葉商科大学 人間社会学部の和田義人教授、写真右の黄色のシャツはNPO法人市川子どもの外遊びの会代表の和田京子さん、そして今日のスタッフの皆さん



会場の千葉商科大学のブドウ畑

  当日は、18組(大人22名、対象年齢子ども23名、赤ちゃん3名)が参加し、どろんこ遊びと、大根の種まきを楽しんでしました。



べニア板をブルーシートで覆った滑り台

滑り台で豪快にどろんこになった大学生ボランティア。子どもたちの讃嘆を浴びていました


どろんこの大人を見て、子どもたちもどんどん滑り台にトライ!

じもとの放送局の取材を受ける舟橋さん。インタビュアーの男性は水泳帽・ゴーグル着用でどろんこになる気満々。かっこいいぞ!
泥まみれ男子たちと子どもたち





おやっ? 大人のほうが楽しんでいる??
「大根の種を、巻きたい人!」と参加者を募っています



畑での種まき体験


 参加者は舟橋さんの知り合いをはじめ、地元のフリーペーパーで知った人などさまざまでした。中には生後3カ月の赤ちゃんを連れたファミリーや臨月間近の妊婦さんもいましたが、助産師の資格を持った看護師と産後ドゥーラ、遊ばせるの上手なアドラー心理学子育て講座リーダーといったスタッフが、一時的に赤ちゃんを預かるなどのサポートも。これだと安心ですね。

 地域コミュニティティそして大学と、さまざまな方向で発展していく可能性を秘めたどろんこキッズ。

 また、舟橋さんは「ちあマルシェ@いちかわ」として、「必要な人に、必要な情報を届けていきたいですね」と話していました。「困った!」「どうしたらいいんだろう?」という場面で"窓口"としてサポートを行い、専門家などとつなげていく活動範囲が広がっていきそうです。

□ちあマルシェ@いちかわ
https://cheer-marche.com/
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