JR総武本線 南北問題 昭和のにおいが濃厚な本八幡駅南口 その1
10年ほど前まで、JR市川駅の南側は、足首まで水がつかるほどの冠水が何度もありました。大雨の日の朝に誰が出したのか、白い大きなゴミ袋が、ぷかぷかと水に浮いて漂っている風景も目にしました。
ある日、『クラナリ』編集人が京成電鉄国府台駅付近で用事を済ますと、ゲリラ豪雨に見舞われました。このとき、滝のような水が国府台駅がある坂の上から、市川駅のある坂の下へと流れていきました。
水は高いほうから低いほうへと流れる。
水は市川駅の北側から南側へと流れる。
なんということでしょう。南北格差です。北の水のせいで、南が冠水しているのです。間違いない!
南北の格差については、昔から「JR総武本線は北側に高級住宅街がある」などと指摘されていましたが、それをJR本八幡駅を撮影しているときに思い出しました。
下の写真は、本八幡駅南口の様子です。平日の正午前で、閑散としています。
なにより、駅舎の向こうにそびえ立つタワマン群。これからの再開発で、さらに2棟が増えることになります。
JR本八幡駅南口ロータリー |
この写真はJR本八幡駅南口ロータリーの片隅から撮影したものです。撮影場所の後ろには、閉店したパチンコ店ジャンボ。
パチンコ パチスロ ジャンボ |
そしてGIRLS LOUNGE 熟女の看板。
MEGAドン・キホーテ本八幡店の建物も、なかなかに歴史があるというか、エレベーターのスピードと音がそれを感じさせます。以前は長崎屋でしたね。
ちなみに、『クラナリ』編集人はMEGAドン・キホーテの入り口で、見知らぬ老婦人から「私と一緒に一仕事しない?」と声を掛けられ、ドキドキしたことがあります。
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「ガールズ ラウンジ ジュクジョ」と振り仮名も |
昭和のにおいが漂う南口。
一方、同じ時刻の本八幡駅北口。タワマンの存在感が大きいですね。
人も多く、賑わいを感じます。
古い地図を見ればわかりますが、現在のJR総武本線は、北のほうばかりが栄えていました。駅にはまず北口ができて、しばらくたってから南口が開設されたのです。
市川駅の場合は、南口にタワマンができたことで、ある意味では南北のバランスが取れたような印象がなくもありません。また、新たなタワマンが南口に誕生する予定です。
ただ、本八幡駅は、これから下のような風景になる予定です。建物の高低差という格差が、南北でさらに広がるということになります。
なお、あくまでも個人的な話ですが、本八幡駅の南側の風景は好きです。
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