ハイソ真間川周辺は、カラスネットまでハイソなのか問題

  江戸川河川敷の河津桜が咲き始めました。

 「真間川沿いの桜はどうなのかな?」
 そう思って、足を運んだハイソ真間川で、見つけたのです。

 ウッディな柵と調和する、ブラウンのカラスネット。ふと疑問が浮かびました。

 「ハイソ真間川の周辺にあるカラスネットも、やっぱりハイソなのだろうか?」

 ゴミ出しをしない人たちのために解説をしましょう。
 カラスネットとは、生ゴミを漁りに来るカラスが、ゴミを散乱させないよう、燃えるゴミにかぶせて使うネットのこと。
 どうやら市川市が、行政が市民に貸し出しをしているようです。
 仕様 200×300センチメートル。
市川市ホームページより

 貸出条件は、以下のとおり。
ごみ集積所を戸建5世帯以上で利用すること。
利用者により自主的にごみ集積所の維持管理を行うこと。
設置後、他のごみ集積所の模範となること。

https://www.city.ichikawa.lg.jp/env07/1111000002.html 

 「模範」ですって、奥様。

 最近のカラスは賢いので、カラスネットをくちばしでつまんで引っ張り、ゴミを漁ることも珍しくありません。模範になるためには、カラスを上回る人間の知恵が要求されている気がしなくもありません。

 さておき、上の写真からもわかるように、市が貸し出しているカラスネットは青。
 ということは、ハイソ真間川専用ネットが用意されているのか……
 まさかカラスネット格差が……

 そんなことは、ありませんでした。


 別の場所には、例の青いネットがバサッとかかっていたからです。

 ということは、ハイソ真間川周辺の一部では、地元住民がお金を出して、ブラウンネットを購入しているということでしょうか。

 格差はよくないものの、ウッディな柵に青いネットが引っ掛けられているのは興ざめです。ブラウンのほうがいいな……

 カラスネットの色といえば、以前、「カラスは黄色が苦手」というウワサが流れ、黄色のカラスネットやゴミ袋が登場したという記憶があります。
 色によって効果は違うのでしょうか?

 我孫子市のサイトによると、色は関係ないようです。

カラスの視覚は、人間の五倍程度ほど良く、紫外線も見えています。黄色いゴミ袋は、紫外線をカットできる特殊な顔料を練り込んだフィルムを使ったごみ袋で、顔料の成分は特許を得ています。そのフィルムの顔料が黄色に見えます。

黄色であることが重要ではなく、紫外線をカットする成分がカラスの色覚をかく乱することで被害を防いでいます。

この「黄色」という色だけが独り歩きして、カラスに効果があると誤解されたようです。紫外線をカットする顔料が入っていなければ、黄色いごみ袋やネットであってもカラスへの効果は期待できません。

https://www.city.abiko.chiba.jp/kurashi/faq/gomi_sumai_pet/gomi/shusekijo/karasu.html

 興味深いのは、清瀬市のサイト。

カラスは嗅覚ではなく、視覚でエサとなるごみを識別しているため、容器に入れたり生ごみを新聞紙などで包んで外側から見えなくするとカラスからの被害を防ぐことができます。

また、同じ高さで飛び続けることができないため、フックなどを利用しご自宅のフェンスや塀などから吊り下げることでも被害を防ぐことができます。

https://www.city.kiyose.lg.jp/kurashi/gomi/gomi/1003782.html 

 道路にベタッとゴミ袋を置くのではなく、ちょっと高い所につるしておくといいようですね。清瀬市、すばらしい!

 実はね、ウチの集積所にゴミ捨てマナーの悪い人物がいて、燃やすゴミがいつもカラスに漁られて周囲が汚くなってしまうんですよ、奥様。
 特徴は、市の指定のゴミ袋に、直接、生ゴミを捨てていること。突くとすぐにエサにありつけると思ったカラスに、毎回、ゴミを散乱させられているんですわよ。
 以前は、鶏の塊肉をぽいと市の指定のゴミ袋に入れて捨てちゃったみたいで、カラスが奪い合いのケンカをしていて、たまたまゴミを捨てに行ったあたくしを激しく威嚇したんですの。カラスに言いたいですわ。

 いらんわ、そんな肉!

 まあ、その人物は『クラナリ』など見ていないでしょうが、回り回って伝わることを期待して、一言。

 生ゴミは、カラスに見えないように包んで捨てようね。ネットはゴミ袋にしっかりとかけような。ポンと置いて行くなよ。他のゴミ集積所の模範となるようにな。

 ちなみに「真間川沿いの桜はどうなのかな?」というと、まだまだでした。



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