勝手にパワースポット その1 白幡神社

白幡神社
〒272-0822 千葉県市川市宮久保4-2-4






 私は過去に「日本のパワースポット」「しきたり」「神域」などの特集を担当したことがありました。
 取材した研究家からは、次のようなことを言われました。

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パワースポットとは、日本を人体にたとえるとツボのようなもの。
ツボは経絡上にあって、気を調整する働きがありますよね。
パワースポットも日本の気の流れの上にあって、気を調整する場所なのです。
そんなパワースポットに、古の人々は神社を建てたのです。
人々がその場所を清め、大切に扱うことで、神社は日本の気を整える役割を果たし続けてきました。
しかし、人々から放っておかれたり、社が朽ちたりしてしまうと、神社はパワースポットとしての気を整える役割を果たせなくなります。
その場所の位置だけでなく、人々の態度も重要なのです。
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 上記の意味で、白幡神社はすばらしいパワースポットだと感じました。朱色の鳥居の外と内では、空気感が変化します。

 また、この神社を守っている人や大事にしている人の存在も感じられました。
 悩み事で頭がいっぱいになっている、なんとなく不調を感じる人は、この神社を訪れるといい影響を受けるのではないかと、私は感じました。

 奥には諏訪大明神。

 『古事記』では、確か大国主命の息子が「国譲り」で天照大神の手先(?)の 建御雷之男神に負けて追い払われたと(譲ったというのでしょうか)。
 逃げた先で、建御名方命神になってまつられているというのが私の記憶です(正しい情報をお寄せください!)。


 それから、狛犬が気になって仕方ありません。

 小さな狛犬を見守っているのでしょうか。それとも……
 こちらも、情報をお待ちしています(※)。

 個人的に、市川駅から歩ける「勝手にパワースポット」で最も外界との変化が感じられる地です。
 ここを大事にしている皆様のおかげなのでしょうね。
 すばらしい場所でした。


※「全国狛犬図鑑」https://komainu-senman.amebaownd.com/pages/1764173/blogによれば、写真の狛犬については、分類は「獅子山」。昭和2(1927)年10月に建立され、製作者(石工)は根本石工の林市郎とのこと。

「獅子山」については、「狛犬と私」http://guardianlions.blogspot.com/2010/02/8-7.htmlを参照しました。

狛犬が載っているのは溶岩のようです。
「獅子の子落とし」の言い伝えをもとに、はい上がってくる子どもの獅子を、親の獅子が見つめているという構図になっているようです。
江戸時代中期以降に作られるようになったそうなので、石工たちは新しい型を作るためにいろいろと工夫を凝らすようになったのでしょうか。
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