共働きが増えて効率化されつつあるPTAの委員会活動。デメリットを減らすために進んで自分の意見を伝えよう

PTAの委員歴3年目。

猛烈に毛嫌いしていたPTAでしたが、委員になってみると「嫌々仕事を引き受けるよりも、効率よく進められるように自発的に意見を伝えたほうがよさそうだ」と考え方が変わりました。

今年の広報委員会のメンバーは、フルタイム・パート・フリーランスとなんらかの形で全員が仕事を持っていました。「時間がない」という意識が強いからでしょうか、顔合わせの段階で1年のスケジュールと役割分担が決まり、突発的な出来事が起こらない限り、今年はもう全員で集まる必要はなくなりました。

ちょっと驚いたのが、皆さん、まじめなこと。「役員になったのに、会議にも参加しないし、仕事を引き受けない人がいる」などの話を耳にしていたのですが、現実は違いました。
「この仕事は誰ができますか?」と振り分けが始まった段階で、ハイ!ハイ!と手が挙がり、あっという間に終了。「早く終わらせたい」「自分でできることはさっさと引き受けたほうが効率的」という雰囲気でした。

もちろん、PTAに対する思いや考え方は人それぞれで異なるし、実際に作業が始まると意見の相違やいわゆる「もめ事」が発生するでしょう。
それはPTAに限らず、社内や社会でも当然。



大切なのは「PTAでは○○だから」といった前例主義や「子どものため」「地域のため」「これまで活動してきた人のため」という崇高な精神論などと、一定の距離を置くことです。
受け身で委員を押しつけられた状態では、被害者意識が強くなり過ぎて、距離を置くような心の余裕が持てないのが実情。
できれば、自分と考えが近い人と一緒に委員になって、率直に「今年もやる必要はあるのですか?」「この活動で子どもと過ごす時間が減りますが、子どものためになっていますか?」と口に出せる状態を作れるといいですね。

委員になるメリットはあります。
一つは知り合いが増えること。
もう一つは学校の情報が入ってくること。

委員会活動で自分の子どもとは違う学年のお母さんたちとも知り合いになれるので、全体的な学校の情報が自然と入ってきます。「私の頃とは違うのね」「この学校ではそうなんだ」「学年でカラーが違うのかも」と状況を把握できるのです。

メリットはメリットとして、できればやらずに済ませたいPTAの委員。
「どうやら逃げられないようだ」という場合は、受け身から積極的な姿勢に気持ちを切り替えて、自分なりの意見を口にしたほうがいいでしょう。
そのほうが無駄な作業を減らせる可能性が高まります。
それに、自分の意見を口にしたところ、隣の委員の人も実は同じ考えだったという場合も少なくありません。

※その後……
広報委員の間で「どうすれば効率的に進められるのか」を話し合い、学校側に打診。しかし、反応はかなり鈍いようです。
学校側としては、「昨年と同じことをする」ことで安心なのでしょうね。

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