勝手にパワースポットその11 春日神社

春日神社
〒272-0034 市川市市川3-20-5


私の田舎では、神社を「お宮」と呼んでいました。
お宮は子どもたちの遊び場でしたし、毎年子どもの日には相撲大会が開かれていました。
地元の人々が集まる場所がお宮。

そんな「お宮」感があって懐かしさを覚えたのが、春日神社でした。
境内に入っていくと、私だけしかいないのに、なんとなく人の気配と温かさを感じました。

神社の境内を神域とも呼びます。
神域には、「人間が足を踏み入れてはいけない」という語感もあるかもしれません。
しかし、神社で遊んできた私の場合は、地元の人々が集まるからこそ神域であるという感覚です。
あまりにも神域を非日常の場所ととらえるのは、私にはなじみません。
鳥居が伊勢系で新田春日神社とは違う形
手洗舎の奥に大きな木があったようです(切り倒されたのでしょうか)




過去に国道14号沿いの新田春日神社についてブログに書きましたが。今回紹介しているのは県道1号市川松戸線の近くにある春日神社です。
春日神社の祭神は天兒屋根命(あまのこやねのみこと)
『古事記』では天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)に引きこもったときに、神々が集まって岩戸の前で宴会を行ったとされています。
この「岩戸隠れ」の神話に天兒屋根命が出てきます。

宴会と言えば、先日、市川駅の北側にある八幡神社の近くを通りかかったときに、歌声が聞こえてきました。
「神社から声がする!」と驚いて境内をのぞいてみると社務所の戸に「カラオケ大会」と書かれた紙。
神社から聞こえていたのは、人の声でした。

地元の皆さんが集まって、楽しく宴会をする。
人々が交流する。
神域とはそんな役割も果たしているのかもしれません。

□2017年10月3日追記
昨日、春日神社に立ち寄ると、新しい看板が立っていました。

武内宿禰(たけのうちのすくね)の人形が、春日神社で保存されているとのこと。
景行・成務・仲哀・応神・仁徳と5代の天皇に仕えた人物だそうです。

応神天皇は八幡神社の祭神。
近所の八幡神社と武内宿禰の人形は関係あるのやら、ないのやら……
境内を通りがかった猫に聞いてもわかりませんニャ。

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