生業を支える、小さな規模の委託販売

 小さな規模の委託販売。
 生業づくりと大きく関係します。
ふくろうの森 マルシェ 市川

まてぃえーる

せかんどほーむ


 多くの場合、製造時の商品の生産ロットは大きい一方、販売店側への出荷数は少なくて、欠品を避けるために細かく出荷依頼が入ります。ですから、作り手は在庫を抱えるだけでなく、出荷依頼への対応も大変で、個人ではさばき切れない部分も多いのではないでしょうか。

 今はスピード重視の時代。注文したら翌日届くサービスのおかげで、待てない買い手も少なくないでしょう。

 それが、作り手の状況に配慮しつつ、買い手にも「待つ理由」と「待つメリット」の説明をしてくれる売り手がいたら、ゆっくりと小さな経済が回っていくに違いありません。

 結果として、作り手が守られ、生業が成立しやすくなるのではないでしょうか。

 小規模の委託販売と、手づくり市などのローカルフェスには共通点があります。
 それは店舗を持つ資金や時間的余裕がない人でも、ビジネスにチャレンジをする機会が与えられること。
『クラナリ』vol.2の特集は「ローカルフェスのつくり方」

 なかには、ローカルフェスへの出店だけで生活費をまかなっている作家の方もいました。


 こうして、さまざまな生業の形が生まれています。
Powered by Blogger.