行くに行けない道と「平川用水路」 市川市国分2-6付近 その1

 千葉県道264号線の道路脇に「平川用水路」という石標(いしぶみ)。
「平川用水路」と書かれているが、水路はなく……
  この石標の奥へ進むと、車止めに囲まれて、行くに行けない道が現れます。


 写真だとわかりにくいのですが、アスファルトの道路が50メートルぐらいでしょうか、車止めに囲まれてしまっています。

 案内板にも、理由は書かれていません。
「平川用水路」の記述なし!「街かどミュージアム」に認定されていないのかな?

 ネット情報では、暗渠の場合、耐久性を考えて車が載らないようになっていることがあるそうです。
(株)興和 サイトより抜粋https://www.jasdim.or.jp/gijutsu/jisuberi_joho/annkyo/model.html


 しかし、写真を見れば、道路の脇に溝らしきものがあるように思えるのです。道路脇に水路があるのならば、上の図のような暗渠ではない気もしてしまいます。

 また、これが暗渠だとして、なぜ一部だけを車が通れない状態にするのでしょうか。暗渠の上のすべてを車が載らないようにするのならば理解できるのですが。

 今昔マップを見ると、1992~1995年の地図上には用水路らしき青い線がありました。


 ただ、1927~1939年の地図だと、用水路は見当たらず、水田だったようです。そしてこの辺りは「平川」という地名になっています。

 なぜ「平川用水路」という石標をわざわざ道路上に残しているのか? (ボーッと歩いているとつまずく可能性があり、危ない)

 アスファルトで舗装された道路の数十メートルだけ、車が行くに行けない状態になっているのはなぜか?

 路上には謎だらけです。




 ところで、千葉県道264号線沿いに、かっこいいタイル貼りを発見。窓もサッシではなく木枠のようです。昭和の初め頃の建築物でしょうか?


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